今回はBlue Blueの人気ルアー、ブローウィンシリーズの磯でのヒラスズキにおける有効な使い方を解説していきます。
Blue Blue ブローウィンについて
現在、Blue Blueの人気ルアー、ブローウィンシリーズでは165f、140s、140j、125f、110s、80sの各サイズが展開されています。
ブローウィンシリーズはシーバスを中心にしてフラットフィッシュや青物に効果があるイメージがあるかと思います。また、ジャーキングでの使用が可能で魚を呼び寄せる能力も高いルアーです。しかしながら、ブローウィンの特性を活かすことで最強のヒラスズキルアーになると私は実際に使用して感じましたので解説していきたいと思います。
今回は、特に磯でのヒラスズキに有効性を感じている140s、140j、110s、80sを中心に解説していきます。
ブローウィンの特性とは?
ジャーキングで注目されているブローウィンですが、他にも磯でのヒラスズキに有効となる特性が存在します。
それは、、
「漂わせることができる」ということです!スーッと沈んでいくシンペンとはまた違うものであり、絶妙な浮遊感があるのです。
磯でのヒラスズキにおいてこの「漂わせる」という技術は釣果を左右する非常に大切なものです。磯でのヒラスズキは強い波が押し寄せ、風も強くルアーコントロールが難しい状況となることが多いです。しかし、ブローウィンはそんな状況下でもしっかりサラシの中を漂わせてバイトに持ち込むことができるルアーなのです。
では、なぜヒラスズキ釣りにおいてこの「漂わせる」ということが大切なのか少し解説します。
磯のヒラスズキはサラシの下に潜んでいるというのは広く知られていると思います。ですが、サラシに入ってきたベイトを何でもかんでも捕食するのではなく流れに流されてきて自分の捕食範囲に入った時に捕食します。(活性が高い場合はベイトを追いかけて捕食する時もあります)それまでは岩陰やスリットに身を潜めてサラシの中のベイトをジーっと見ているのです。ヒラスズキはベイトがサラシに揉まれて目の前に流されてきた時に捕食するのです。
だから、ルアーも流れに自然に乗せることができてサラシを漂わせることができるルアーが良いのです。時には同じピンスポットで30秒以上流れに乗せて漂わせてやっとバイトする時もあります。
ブローウィンはそれが可能なルアーです。
また、ブローウィンは波が高くルアーが飛ばされてしまうような状況でもレンジを入れることで安定して使用することが可能です。
磯でのヒラスズキにおけるブローウィンの使い方
先に解説したように流れに「漂わせる」使い方が非常に大切です。
ブローウィンのシンキングモデル(140s、140j、110s、80s)は、巻かなければ水平姿勢でゆっくりフォールしていきますが、流れが発生しているところではブローウィンはフォールせずに水平姿勢のまま流れに漂っていきます。
あらかじめ、ヒラスズキが定位している場所を予想してそこに向かって流れている流れを見つけることが大切です。
「どこから流れてくるベイトを捕食しているのだろうか」
「頭の向き(ヒラスズキの)はどっちに向いて定位しているのかな」
「あそこのスリットにいそう!」
などを考えてみてください。流れてくるベイトを捕食しているヒラスズキですが、ヒラスズキ自身は流れの緩い岩陰、スリットに定位していることが多いです。
さて、ヒラスズキがいそうな場所を見つけたらそこにブローウィンを流し込んでいきます。
ここで大切なのは「ブローウィンの側面に流れを当てる」ことです。側面に当てるりゆうとしては流れが当たる面積が大きくなることでルアーがふらついて魚にアピールできるからです。また、ラインもスラッグを回収する程度にして、とにかく自然に流すこと、自然に流れ落ちてくるベイトを演出することが大切です。
ヒラスズキがバイトしてくると思われる場所までルアーが流れてくるとヒラスズキがいる場合、たいてい一発でバイトしてくると思います。
ヒラスズキはいそうなんだけどバイトしてこない時は、その場所でステイさせることを意識してみてください。ラインの角度、ロッドの角度を操作してその場にステイさせます。磯では常に波が押し寄せ、流れがいろんな方向からきます。それらにルアーが揉まれ、流れが緩くなった瞬間にバイトが発生します。時には30秒以上のステイからバイトに持ち込んだこともあります。
この流れや波が強いなかで長時間のステイができることもブローウィンの強みです。
また、波や流れの強さに応じてレンジをコントロールすることで流れやすくしたり、ステイさせやすくしたりとコントロールすることができるので覚えておくと良いと思います。
もちろん、ミノーですのでただ巻きで使用することも可能ですし、口を使わない魚にジャーキングで反応させるという方法でも釣ることが可能です。
ブローウィン1本で様々な使い方ができることも魅力です。
風で流す方法
先ほどは流れで流していくという方法を解説しましたが、今度は風で流す方法です。まあいわゆるウインドドリフトです。
磯ではいろんな方向から流れが発生しているため、思ったように流せないこともあります。そんな時は風を利用します。ラインを風に引っ張らせる方法です。
ヒラスズキが潜んでいると思われるポイントに向かって風が吹いていればこの方法の方がやりやすいのではないかと思います。
大事なのはとにかくラインを風に当ててルアーを引っ張らせるということです。引っ張らせたルアーをヒラスズキがいると思われる場所にルアーの頭から突っ込ませていくイメージです。
ロッドやラインの角度を風の強さに合わせて調節し、ルアーが流れる速度を調節します。程よく漂う速度がベストです。
先に解説した方法とは風で流すか、流れに乗せて流すかの違いであり、ルアーを漂わせることやステイの方法は全く同じです。
その日の状況に応じてマッチするやり方を見つけることが大切です。
サイズの使い分け
ブローウィンのシンキングモデルには(140s、140j、110s、80s)の4サイズが存在します。
使い分け方は波の高さや流れの強さ、風の強さに応じて使い分けるのが良いと思います。
私の場合は110sを基準にして水深があるポイントや波が高く、風が強い状況では140sや140j、凪日なら80sというように使い分けています。
「漂わせる」ということを考えた時に状況にベストマッチするサイズを選ぶことが大切です。
まとめ
今回はヒラスズキにおけるブローウィンの使い方を解説しました。
とにかく「漂わせる」ということがポイントです。ブローウィンは波が高い状況でもレンジを入れることで安定して使用することができます。使い方をマスターすることで最強のヒラスズキルアーになるでしょう。
ブローウィンはミノーであり、サラシの中をただ巻きして泳がせてきても十分釣れるのですが、「漂わせる」という使い方を覚えるとミノーのただ巻きだけでは獲り切れない魚が獲れるようになると思います。
ブローウィンはヒラスズキ釣りにおいてはミノーという概念をなくした方が良いかもしれません(笑)
もちろんただ巻きで使用することも可能ですし、ジャーキングでなかなか反応しない魚にスイッチを入れるような釣り方も可能であり、オールマイティーな一面もあります。
ブローウィンは使い方次第で本当に最強のヒラスズキルアーになる可能性があります。
今回の記事を参考にして皆さんもブローウィンでヒラスズキを狙ってみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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