ヒラスズキを釣るための戦略~効果的な立ち回り~

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今回はヒラスズキを狙うための戦略、立ち回り方について考えていることを紹介したいと思います。

ヒラスズキを釣るためのタックルやルアーの使い方、具体的な釣り方などに関しては多くの記事や動画が存在していると思いますが、立ち回りについて紹介しているものは少ないと思っています。

この記事ではヒラスズキを少しでも多く釣るための立ち回り方、それについて私が普段意識していることを紹介します。

少しでも釣果アップに繋がれば嬉しいです。

立ち回りとは?

ここで言う「立ち回り」とは、ポイントの選び方、移動の判断、1日を通しての戦略などについてです。
具体的な釣り方(ルアーの使い方、ルアーを通すコースなど)とは異なります。

私の釣りにおける考えの一つに「場所が大切である」という考えがあります。
当たり前ですが魚がいる場所、釣れる条件が揃わなければ釣れません。

立ち回りとは、自身の経験やその日の条件などに基づいて魚がいる場所、釣れる条件を探して、1日を通じてどのように釣りをしていくか考える作業です。

今回は磯でのヒラスズキにおける私なりの考えをまとめてみました。

立ち回りを決める条件

立ち回りを決めるにはいくつかの条件を考えて決めます。

ヒラスズキの場合は、、

・風、波

・潮位

・ベイト

主にこの3つを条件として考えています。

まず風、波に関してですが、ヒラスズキが釣りやすい条件の一つにサラシがあります。これは有名過ぎるので言うまでもないかと思います。このサラシは風と波によって形成されます。

そして潮位です。ヒラスズキの付く場所や時合は潮位によって変化します。各ポイントのベストな潮位を知っておくことで効率的にポイントをチェックして釣果に繋げることができます。特に潮位差の大きいエリアは重要であると思います。私は鹿児島や宮崎方面での経験が多いですが、潮位のタイミングはとても重要であると感じています。(日本海側の潮位差が少ないエリアではまた違うかもしれません)

3つめのベイトに関しては、ヒラスズキはベイトを追いかけて移動する魚です。当然ながら、ベイトの多いエリアが有利です。主にキビナゴやカタクチなど小さいベイトを捕食しています。ベイトの動向を知っておくと釣果に繋がる可能性が高くなります。

風、波

ここからは1つずつ解説していきたいと思います。

磯でヒラスズキを狙う場合、凪でも狙えますが当然サラシが出ている状況の方が釣りやすいわけです。ですが、ポイントに行くまでサラシが出ているかどうか分からないなんて言っていては効率よく釣ることはできません。

予報を見て海がどんな状況になるのか、ヒラスズキを狙うのに適したサラシが出るのか、ということを予め確認することが大切です。

では、どうやって確認するのか、、、、
経験豊富なアングラーであれば人それぞれ方法があるかと思いますが、今回は私の方法を解説します。

最初に答えを言うと「Windy」というアプリを使用します。このアプリはめちゃくちゃ優秀で、風や波の方向や強さが一目で分かるようになっています。

例えば、天気予報で「東の風5m」と言われてもピンとくる人は少ないかと思います。

ですが、このアプリは地図上に風や波の方向や強さが表示されるため誰でも理解できるようになっています。

このアプリ上でヒラスズキに適した風としては約7~8m程度であると感じています。波は約1.2~1.4m程度で十分なサラシが出ます。(地域差、個人差があると思います)

例えば、西に面した磯であれば「北西の風7~8m」「西からの波1.2m」であれば好条件になります。

自分の通う場所がこのような予報になればヒラスズキを狙うのに適した状況であると考えられますが、予報と実際は異なることもあるため注意が必要です。
※特に予報より波が高い場合は危険なので注意が必要です。

また、予報の段階で波は低いけど風は7~8m程度の予報であるという状況の場合、こちらも好条件となりやすいです。なぜ波が低い予報かは分かりませんが、風が吹く予報であれば波も出ることが大半です。

また、鹿児島の東側や宮崎方面など太平洋に面した地域では風に関係なく大きなうねりが入ることが多いです。実際に無風でもヒラスズキゲームが成立します。このような状況では波の予報は1.2~1.4m程度になります。(それ以上は波が高く危険です)

私はこのように「Windy」で表示される波と風の予報を見て、ヒラスズキを狙うエリアを決めたり、釣りに行く日程を決めたりしています。

使いこなすには実際に使ってみて予報での数値と実際の海況を見比べることが大切です。それを繰り返すことで予報を見ただけである程度の海況の予想ができます。

潮位

潮位を把握しておくと、各ポイントに魚が付くタイミングや活性が上がるタイミングが分かります。

鹿児島や宮崎では潮位差が大きいため、同じポイントでも潮位によって釣果が変わるということはとても感じています。

各ポイントでベストな潮位はどのくらいかということは自分で調査するほかありません。
釣りに行くたびに記録をして釣れたタイミング、釣れなかったタイミングを記録していくと見えてくると思います。

また、タイミングという話であれば潮位に関係なくマズメ時など光量が変化するタイミングもチャンスが多いです。潮位に合わせて釣りに行くことができない場合は潮位以外の要素で考えることも大事です。

ベイト

ヒラスズキは岩陰にジッとしているイメージがありますが、積極的にベイトを追いかけて回遊する習性もあります。

ですので、当然ベイトの接岸が多いエリアにはヒラスズキも回遊してきます。

過去にはサラシ付近ではなく沖の潮目でヒラスズキがボイルしている現場も目撃したことがあります。

イメージとしては回遊してきたヒラスズキが各エリアのサラシや地形に留まるというようなイメージです。

ベイトを主体に考えて立ち回りを決める必要はないと思いますが、AかBどちらのエリアに行くかで迷った際はベイトの存在を気にしてみるのも良いかと思います。

3つの条件の優先順位

3つの条件の優先順位としては、、、、

風、波 > 潮位 > ベイト

の順番で考えています。

風、波が好条件で適度なサラシが出ている状況が1番ヒラスズキが狙いやすいです。このような状況であれば渋くても丁寧に探れば答えが返ってくることも多いのがヒラスズキです。

そこに潮位の条件が加わればヒラスズキやベイトが回遊してくるタイミングに合わせることができるため釣果も伸びやすいと思います。

最後にベイトです。
私としてはオマケ程度で考えています。

ベイトの動向を常に細かく把握するのは難しいです(毎日海に通える、船で魚探を使うなどすれば別ですが)

ベイトが多い状況では当然ヒラスズキの回遊も多くなり、チャンスも増えます。ですが、そこまで細かくベイトを気にしなくても釣果は出るとこれまでの経験から感じています。

ポイントやエリアに迷った際は少し考えてみる程度で良いかと思います。

1日の立ち回り方を事前に決める

ここまではどのようにしてポイントやエリアを絞っていくかということについて解説しました。ここからはポイント、エリアを決めた後の話です。

エリアが決まったら、どのポイントから撃っていくか、どの順番で撃つかなどを決めていきましょう。

もちろん、近い順番に撃っていくでも良いですし、潮位がベストなタイミングを狙っていくでも良いと思います。

現場に行ってから考えるのではなく、あらかじめ落ち着いて考えておくことで迷いがなくなり効率よくポイントを回れると感じています。

もちろん、現場の状況を見てその場で臨機応変に対応することも大切だと思います。

また、私が実際にやっていたのが1日の計画を立てて、ヒラスズキを何本獲るか目標を作ることです。

ポイントへ通えば、あのポイントで1~2本釣れる、あそこのスリットで1本釣れるなどということが少しずつ分かってきます。1日ポイントを回って何本獲れるか考え、それらを元に目標を作るのです。

目標を作ることでさらに釣りの組み立てを考えるようになるのでおススメです!

釣果を伸ばすために現場でできること

ここまで決めたらあとは釣るだけです。
ここからは現場でできる工夫を話していきたいと思います。

まずは、本命のポイント以外も狙ってみるということです。

ポイントへ着くと、本命のポイントしか狙わない方やその本命ポイントを撃ったら移動してしまう方がいるように感じます。

ですが、磯へ行くと大抵の場合、本命のポイント以外にもいろんなポイントがあります。

それらは一見すると本命ポイントに比べて雰囲気が無かったり、釣れそうに感じなかったりするのですが撃ってみると意外と釣れるということがあります。

そういったポイントを撃たないということは1~2本ほど損しているというわけです。

ポイントへ歩いて向かう途中や本命ポイントを撃った後などに「釣れねえだろ」って感じるポイントでも撃ってみると良いことがあるかもしれません。

釣れたらラッキーくらいの感覚でやってみましょう!

そしてもう一つはいろんなアプローチをするということです。

ヒラスズキは答えの早い魚で、魚がいればコース、タイミングが合えば大抵バイトしてきます。

ですので、数投してすぐに見切りをつける方も多いと思います。

ですが、シビアな状況ではルアーやアクション、タイミングやコースのわずかな違いで反応が変わります。

テンポよくポイントを探ることも大切ですが、なかなか反応が得られない場合はアプローチを変えると釣果に繋がることもあると思いますので意識してみてください。

まとめ

今回はヒラスズキ釣りにおいてどのように立ち回りを考えているかを解説しました。

たまたま釣れるよりもしっかり考えて狙って釣れるようになると楽しさも倍増するはずです。

ヒラスズキを狙っているけどなかなか思うような釣果が出ないと感じている方は参考にしてみてください。

長くなりましたが読んで頂きありがとうございました!

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